2012年11月27日
ホップアップについて考えてみた(3)
さて横道宣言の通りに、横道から入りますよー。
東京マルイと言うメーカーには驚かされる事は多いのだけど、そのマルイさんが最初に作ったエアガンというのがまた強烈でした。
当時は雑誌でサバイバルゲームが取り上げられ始めた頃でしたが、エアガンの商品としては、まだまだカート式コッキングエアガンが主流でして、「ケースレス」は珍しく、一部マニアによるカスタマイズが雑誌に取り上げられたりしていた程度でした。
俺が友人や弟たちと「サバゲの真似事」みたいな事を初めてやったのがこの頃で、発売されたばかりの安物エアガンを、弟に「これでも買っとけば〜」と適当〜に勧めたのが第一段の「ルガーP08」でした。
その、安いくせにやたらと真っ直ぐに飛び、驚くほど良く当たる性能にびっくりして、悔しくて自分でもすぐ買ったぐらい、従来のエアガンとは段違いの性能だったのですよ。
マルイのコッキングエアガンは、ケースレス式である事を始め、当時のマニア達が研究していたカスタマイズの手法を上手く取り入れていました。
その一つが、独自の柔らかいチャンバーパッキンで、従来「エアの圧力を溜めて一気に放出するためには、固いほうが良い」と言う風潮とは逆の、「命中精度を上げる為にはチャンバーの保持は限りなく緩く」と言う理論に基づいていました。
当時のマニア達の中でも進歩的な考えだった理論を上手に先取りして頂いちゃった訳ですね〜。
以降、電動純正ホップまでの間、マルイのほぼ全てのエアガンは共通のチャンバーパッキンを使い続けます。
そして、ノンホップ時代のマルイコッキングエアガンは、命中精度については高い評価を受け続けました。
続きを読む
東京マルイと言うメーカーには驚かされる事は多いのだけど、そのマルイさんが最初に作ったエアガンというのがまた強烈でした。
当時は雑誌でサバイバルゲームが取り上げられ始めた頃でしたが、エアガンの商品としては、まだまだカート式コッキングエアガンが主流でして、「ケースレス」は珍しく、一部マニアによるカスタマイズが雑誌に取り上げられたりしていた程度でした。
俺が友人や弟たちと「サバゲの真似事」みたいな事を初めてやったのがこの頃で、発売されたばかりの安物エアガンを、弟に「これでも買っとけば〜」と適当〜に勧めたのが第一段の「ルガーP08」でした。
その、安いくせにやたらと真っ直ぐに飛び、驚くほど良く当たる性能にびっくりして、悔しくて自分でもすぐ買ったぐらい、従来のエアガンとは段違いの性能だったのですよ。
マルイのコッキングエアガンは、ケースレス式である事を始め、当時のマニア達が研究していたカスタマイズの手法を上手く取り入れていました。
その一つが、独自の柔らかいチャンバーパッキンで、従来「エアの圧力を溜めて一気に放出するためには、固いほうが良い」と言う風潮とは逆の、「命中精度を上げる為にはチャンバーの保持は限りなく緩く」と言う理論に基づいていました。
当時のマニア達の中でも進歩的な考えだった理論を上手に先取りして頂いちゃった訳ですね〜。
以降、電動純正ホップまでの間、マルイのほぼ全てのエアガンは共通のチャンバーパッキンを使い続けます。
そして、ノンホップ時代のマルイコッキングエアガンは、命中精度については高い評価を受け続けました。
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2012年11月27日
ホップアップについて考えてみた(2)
さてさて、飛距離を伸ばすとか改良するとかにしても、まずは元々のマルイ純正ポップの優れた点を良く理解し、更に手を加えられる所を見つけなければならない訳ですね。
と言う訳で、ちょっと掘り下げてみましょうか〜。
一般にチャンバーパッキンの役目は、BB弾を保持する事、バレルとローディングノズルの気密性を保つ事です。
ポップパッキンは弾に回転を与える為の物で、当然チャンバーパッキンよりマズル側に配置されますね。
構造上、バレルの一部を切り欠く必要があるため、エア漏れを防ぐためにここにも気密を持たせる必要があります。
マルイ純正ポップの場合は、チャンバーパッキンでバレル後端を覆い、その一部がホップパッキンを兼ねる事で両方の機能を兼用させています。
また、ホップ突起が弾の保持も兼用するため、弾の速度ゼロからホップ回転をかけられる為、高い命中精度を実現出来ます。
更に特徴的な、パッキンのホップ用突起に比べて前後に長い窓。
ホップ突起は、窓の開口部後端付近が定位置になります。
BB弾の前進に伴い、柔らかいパッキンが変形しながら、突起がマズル側にずれて行く事で長時間抵抗をかけ続ける。
すなわち、「長く、弱い抵抗を確実にかける」事を意図して設計されたのだろうと思います。
BB弾の精度のバラつきによる影響を受けにくくする、と言う効果も期待出来ます。
電動ガンの場合、更にホップ突起を押し下げる部品とチャンバーパッキンの間にはホップ突起よりマズル側にオフセットさせる形で中空のクッションラバーが設けられ、パッキンの変形による効果を補完しています。
これは、ホップの抵抗を強くしすぎての停弾によるピストン・ギアクラッシュを避ける目的もあると思います。
続きを読む
と言う訳で、ちょっと掘り下げてみましょうか〜。
一般にチャンバーパッキンの役目は、BB弾を保持する事、バレルとローディングノズルの気密性を保つ事です。
ポップパッキンは弾に回転を与える為の物で、当然チャンバーパッキンよりマズル側に配置されますね。
構造上、バレルの一部を切り欠く必要があるため、エア漏れを防ぐためにここにも気密を持たせる必要があります。
マルイ純正ポップの場合は、チャンバーパッキンでバレル後端を覆い、その一部がホップパッキンを兼ねる事で両方の機能を兼用させています。
また、ホップ突起が弾の保持も兼用するため、弾の速度ゼロからホップ回転をかけられる為、高い命中精度を実現出来ます。
更に特徴的な、パッキンのホップ用突起に比べて前後に長い窓。
ホップ突起は、窓の開口部後端付近が定位置になります。
BB弾の前進に伴い、柔らかいパッキンが変形しながら、突起がマズル側にずれて行く事で長時間抵抗をかけ続ける。
すなわち、「長く、弱い抵抗を確実にかける」事を意図して設計されたのだろうと思います。
BB弾の精度のバラつきによる影響を受けにくくする、と言う効果も期待出来ます。
電動ガンの場合、更にホップ突起を押し下げる部品とチャンバーパッキンの間にはホップ突起よりマズル側にオフセットさせる形で中空のクッションラバーが設けられ、パッキンの変形による効果を補完しています。
これは、ホップの抵抗を強くしすぎての停弾によるピストン・ギアクラッシュを避ける目的もあると思います。
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2012年11月24日
ホップアップについて考えてみた(1)
最近仕事が忙しく、サバゲ行けないばかりか鉄砲弄りもままならない程。
ブログの更新するにもネタがないので・・・・妄想ふくらまして書きためてた内容でもアップしてみますかねえ。
俺個人の主観や記憶に頼った内容になりますので、間違っている事も有るかとは思います。
ご了承下さい(笑)
えーと、ここ数年、サバゲでのエアガンの飛距離が伸びてるように感じます。
1Jレギュレーションが普及して、サバゲの主流が電動ガンになって、更には後に法律で規制されて・・・結構長い事、「1Jのエアガンで狙って当たるのは30mくらい」と、何となく思い込んでいたし、別に不都合も感じてはいませんでした。
・・・今でもノーマル電動ガンの飛距離や命中精度に不満や不都合を感じている訳ではありませんが・・・・より性能が上がるなら追求してみたい、と思うのが人情と言う物でしょう(笑)
流速チューンや長がけホップ等、より飛距離を伸ばすと言われるチューニングのレシピが紹介され、実行してゲームに持ち込む人が増え、結果交戦距離が長くなったり、フィールドの試射レンジも50m超えが必要になってくる、等の目に見える変化も現れて来ました。
自分でも試してみたり、実際にゲームで使ってみたりで効果を体感できるのですが、何故そうなるのかと言う理屈がイマイチ不明。
説明された内容を見てもオカルト的な物もあったりで納得できなかったんで、自分で理解するために文章にしてまとめて見ようかなー、と思い立った訳です。
とりあえず、おさらい的に昔話から・・・ 続きを読む
ブログの更新するにもネタがないので・・・・妄想ふくらまして書きためてた内容でもアップしてみますかねえ。
俺個人の主観や記憶に頼った内容になりますので、間違っている事も有るかとは思います。
ご了承下さい(笑)
えーと、ここ数年、サバゲでのエアガンの飛距離が伸びてるように感じます。
1Jレギュレーションが普及して、サバゲの主流が電動ガンになって、更には後に法律で規制されて・・・結構長い事、「1Jのエアガンで狙って当たるのは30mくらい」と、何となく思い込んでいたし、別に不都合も感じてはいませんでした。
・・・今でもノーマル電動ガンの飛距離や命中精度に不満や不都合を感じている訳ではありませんが・・・・より性能が上がるなら追求してみたい、と思うのが人情と言う物でしょう(笑)
流速チューンや長がけホップ等、より飛距離を伸ばすと言われるチューニングのレシピが紹介され、実行してゲームに持ち込む人が増え、結果交戦距離が長くなったり、フィールドの試射レンジも50m超えが必要になってくる、等の目に見える変化も現れて来ました。
自分でも試してみたり、実際にゲームで使ってみたりで効果を体感できるのですが、何故そうなるのかと言う理屈がイマイチ不明。
説明された内容を見てもオカルト的な物もあったりで納得できなかったんで、自分で理解するために文章にしてまとめて見ようかなー、と思い立った訳です。
とりあえず、おさらい的に昔話から・・・ 続きを読む
2012年03月18日
インナーバレル加工とか
久々の更新です〜(笑)
何とか生きてはいますよー!
いやまあここんとこ忙しく、サバゲも今年に入ってからまだ一回、エアガン弄りする暇も無く・・・・・・・・
いや、ちょっとはあったけど。
ちょっとだけ。
更新するほどのネタがあんまりないのですけどね。
えー、前回紹介したハンドガンスコープ。
ソーコムピストルに乗せて見ましたが、アイリリーフが合わず・・・・・多分これ、リボルバーのバレルマウントとかに乗せる用なんですね。
で、アイリリーフに合わせて乗せ直してたら・・・・・・こうなりました。


マウントリング一個で無理やり前のめりに搭載。
狙いやすくなりましたよー、手がプルプルしますが。
そして、M4。
以前、割れたアッパーを加工しましたが・・・・・結局、歪みも出てて、バレルが左曲がりになってしまうので新品アッパーに交換。
そしてノベスケ着けました。


ゴツいハイダーがついて、見た目のバランス良くなりました♪
で、最近ハマってるのは、インナーバレル加工。
ネットで偶然拾った方法で、開発された方が公開されているので真似してみました。
プラス、自分なりのアレンジ。

写真が不鮮明でわかりにくいですが、ホップ窓近辺の加工です。
チャンバーパッキンの動きをスムーズにして、いわゆる「長がけホップ」みたいな効果を狙っていると思われます。
興味ある方は、調べてみてくださいねー。
自分なりのアレンジ部分は、下側のホップパッキンの回転止めガイド溝を削って、バレル内側に貫通させる所。
ホップかかる間、BB弾がこの溝におっこちてガイドの役目をして、三点支持になるようにしました♪
SPCとかの上二点保持にしてやれば、それでも良いと思われます。
効果は絶大で、弾道がかなりフラットに。
スコープ付きで撃ってみると、40m近くまでレティクルの中心近くをずーっと直進していく感じ?
以前なら、距離によって多少の狙い越しをとってた距離でも、正照準で狙えるようになります。
手持ちの鉄砲を順次この仕様に改修中〜。
ああー、暖かくなってきたし、はやくサバゲがやりたいなっと♪♪
何とか生きてはいますよー!
いやまあここんとこ忙しく、サバゲも今年に入ってからまだ一回、エアガン弄りする暇も無く・・・・・・・・
いや、ちょっとはあったけど。
ちょっとだけ。
更新するほどのネタがあんまりないのですけどね。
えー、前回紹介したハンドガンスコープ。
ソーコムピストルに乗せて見ましたが、アイリリーフが合わず・・・・・多分これ、リボルバーのバレルマウントとかに乗せる用なんですね。
で、アイリリーフに合わせて乗せ直してたら・・・・・・こうなりました。


マウントリング一個で無理やり前のめりに搭載。
狙いやすくなりましたよー、手がプルプルしますが。
そして、M4。
以前、割れたアッパーを加工しましたが・・・・・結局、歪みも出てて、バレルが左曲がりになってしまうので新品アッパーに交換。
そしてノベスケ着けました。


ゴツいハイダーがついて、見た目のバランス良くなりました♪
で、最近ハマってるのは、インナーバレル加工。
ネットで偶然拾った方法で、開発された方が公開されているので真似してみました。
プラス、自分なりのアレンジ。

写真が不鮮明でわかりにくいですが、ホップ窓近辺の加工です。
チャンバーパッキンの動きをスムーズにして、いわゆる「長がけホップ」みたいな効果を狙っていると思われます。
興味ある方は、調べてみてくださいねー。
自分なりのアレンジ部分は、下側のホップパッキンの回転止めガイド溝を削って、バレル内側に貫通させる所。
ホップかかる間、BB弾がこの溝におっこちてガイドの役目をして、三点支持になるようにしました♪
SPCとかの上二点保持にしてやれば、それでも良いと思われます。
効果は絶大で、弾道がかなりフラットに。
スコープ付きで撃ってみると、40m近くまでレティクルの中心近くをずーっと直進していく感じ?
以前なら、距離によって多少の狙い越しをとってた距離でも、正照準で狙えるようになります。
手持ちの鉄砲を順次この仕様に改修中〜。
ああー、暖かくなってきたし、はやくサバゲがやりたいなっと♪♪
2011年06月17日
続き・理想のバレル?
えー、今度は「?」をつけてみました。
今年の年明けぐらい、PSG-1の命中精度を上げようと試行錯誤を繰り返した頃、「バレル内部の空気抵抗」って事に着目して、色々と加工を試してみました。
上手く写真が撮れないので文章で伝えますが、チャンバーのホップパッキンにひっかかってる部分で、空気を先に逃がすための溝を掘ってやる、という加工です。
精密やすりでバレル内壁を削ってやったり、バレル外壁、チャンバーパッキンに隠れる部分に溝を彫り、前方に開けた穴からバレルに空気を戻してやるような細工をしたり。
それなりに効果はあったんですが、この方式にはデメリットが・・・・・。
BB弾のばらつきを極端に拾ってしまい、初速が安定しないのです。
結局、チャンバー部分で短時間に空気を逃がすのではなく、バレル全体で前方に空気を逃がしたほうが良さそと。
で、ツイストバレルを購入してみたんですが・・・・・。
ネットで前評判を調べて知ってはいたのですが、ホップを強くかけると右曲がりの弾道になりました。
「マグナス効果によるもの」との事ですが、俺はこれには懐疑的でした。
バレル内の螺旋に誘導された空気ぐらいで、弾道が変わるような回転は発生しないのでは?
弾道に影響が出るのは、ホップチャンバー真下でナナメになってる溝が、ホップ回転に悪影響を与えるためじゃないかと仮定しました。
前フリ長くなりましたが、その解消方法として考え付いたのが、下の写真です。

めちゃめちゃ荒っぽい方法ですが、他のバレルからぶったぎってきたホップチャンバー窓部分を使う、という方法です。
とりあえずM4で試してみたら右曲がり弾道は解消できた様です。
理論上は理想に近いバレルになった筈!!
手加工の精度には不安は大有りですが(笑)
天気の回復を待って本格的に屋外テストしてみたいと思ってます♪
今年の年明けぐらい、PSG-1の命中精度を上げようと試行錯誤を繰り返した頃、「バレル内部の空気抵抗」って事に着目して、色々と加工を試してみました。
上手く写真が撮れないので文章で伝えますが、チャンバーのホップパッキンにひっかかってる部分で、空気を先に逃がすための溝を掘ってやる、という加工です。
精密やすりでバレル内壁を削ってやったり、バレル外壁、チャンバーパッキンに隠れる部分に溝を彫り、前方に開けた穴からバレルに空気を戻してやるような細工をしたり。
それなりに効果はあったんですが、この方式にはデメリットが・・・・・。
BB弾のばらつきを極端に拾ってしまい、初速が安定しないのです。
結局、チャンバー部分で短時間に空気を逃がすのではなく、バレル全体で前方に空気を逃がしたほうが良さそと。
で、ツイストバレルを購入してみたんですが・・・・・。
ネットで前評判を調べて知ってはいたのですが、ホップを強くかけると右曲がりの弾道になりました。
「マグナス効果によるもの」との事ですが、俺はこれには懐疑的でした。
バレル内の螺旋に誘導された空気ぐらいで、弾道が変わるような回転は発生しないのでは?
弾道に影響が出るのは、ホップチャンバー真下でナナメになってる溝が、ホップ回転に悪影響を与えるためじゃないかと仮定しました。
前フリ長くなりましたが、その解消方法として考え付いたのが、下の写真です。

めちゃめちゃ荒っぽい方法ですが、他のバレルからぶったぎってきたホップチャンバー窓部分を使う、という方法です。
とりあえずM4で試してみたら右曲がり弾道は解消できた様です。
理論上は理想に近いバレルになった筈!!
手加工の精度には不安は大有りですが(笑)
天気の回復を待って本格的に屋外テストしてみたいと思ってます♪
2011年06月17日
理想のバレル
大層なタイトルつけてみましたが・・・・。
エアガンの命中精度において、バレルは重要要素ではあると思うのだけど、部品交換して画期的成果が出た、と言う話を聞く事が少ないのもカスタムバレルの実情ですなー。
雑誌のテスト記事なんかでも、正直五十歩百歩。
命中精度向上に貢献するカスタムってーと、チャンバー周りの部品や組み付け精度アップのほうが効果的だったりします。
それでも、バレルに対する追求は昔から止む事はないんですねー。
自分でカスタムをする人にとっては人それぞれ、理想のバレル論がある事と思います。
でまあ、こっからは俺個人の理想論。
経験上、あるいは周囲の評判から、内径が狭い、いわゆる「精密バレル」と呼ばれる物で、精度が上がるわけじゃない、と言う事。
ある程度、内径がルーズなほうが命中精度が上がりやすい傾向がある、と言うのは割と良く言われる事だし、その通りだと思います。
で、その理由については推測するしかないのですが・・・・・。
バレル内でBB弾がフローティング状態になり、バレル内壁に接触しないのが良いのではないか、と以前は考えていたんですが、最近はちょっと変わりました。
バレル内壁に突起物でもあれば別ですが、ツルツルの内壁に進行方向にほぼ平行に接触したとしても、それほど回転はかからないんじゃないかと・・・・。
じゃ、何が悪影響を及ぼすのか・・・・・推測ですが、バレル内、BB弾前方の空気抵抗なんじゃないかなあと。
ルーズバレルなら、空気が先にBB弾を追い越して、抵抗を低減してくれるんじゃないかなと。
このへん、最近流行りの流速チューンからヒントを貰ったんですけどね・・・。
但し、ルーズバレルの場合、保持位置が安定しないって欠点があります。
バレル後端がチャンバーを兼ねる電動ガンの場合、これは特にデメリットになります。
で、表題の「理想のバレル」なんですが。
(あくまでも俺にとっての、理論上の、ですが)
かつて、アサヒファイアーアームズから発売されていたエアガンに搭載されてた「ストレートライフルバレル」です。
実は昔、ノンホップのSS−9に使って、良い結果を得た事があったんですね。
当時は「フローティング効果」によるものだと思ってましたけど。
残念ながら今では絶版商品、中古で手に入ったとしても外径12ミリなんで、流用は困難・・・。
検証もできませんね。
で、似たような効果が得られそうな物ってえと、タニオコバのツイストバレル、なんですが・・・・・・
こちらは良い評判を聞きませんねえ。
と、長くなったのでとりあえず閉めて、続きは後ほど。
エアガンの命中精度において、バレルは重要要素ではあると思うのだけど、部品交換して画期的成果が出た、と言う話を聞く事が少ないのもカスタムバレルの実情ですなー。
雑誌のテスト記事なんかでも、正直五十歩百歩。
命中精度向上に貢献するカスタムってーと、チャンバー周りの部品や組み付け精度アップのほうが効果的だったりします。
それでも、バレルに対する追求は昔から止む事はないんですねー。
自分でカスタムをする人にとっては人それぞれ、理想のバレル論がある事と思います。
でまあ、こっからは俺個人の理想論。
経験上、あるいは周囲の評判から、内径が狭い、いわゆる「精密バレル」と呼ばれる物で、精度が上がるわけじゃない、と言う事。
ある程度、内径がルーズなほうが命中精度が上がりやすい傾向がある、と言うのは割と良く言われる事だし、その通りだと思います。
で、その理由については推測するしかないのですが・・・・・。
バレル内でBB弾がフローティング状態になり、バレル内壁に接触しないのが良いのではないか、と以前は考えていたんですが、最近はちょっと変わりました。
バレル内壁に突起物でもあれば別ですが、ツルツルの内壁に進行方向にほぼ平行に接触したとしても、それほど回転はかからないんじゃないかと・・・・。
じゃ、何が悪影響を及ぼすのか・・・・・推測ですが、バレル内、BB弾前方の空気抵抗なんじゃないかなあと。
ルーズバレルなら、空気が先にBB弾を追い越して、抵抗を低減してくれるんじゃないかなと。
このへん、最近流行りの流速チューンからヒントを貰ったんですけどね・・・。
但し、ルーズバレルの場合、保持位置が安定しないって欠点があります。
バレル後端がチャンバーを兼ねる電動ガンの場合、これは特にデメリットになります。
で、表題の「理想のバレル」なんですが。
(あくまでも俺にとっての、理論上の、ですが)
かつて、アサヒファイアーアームズから発売されていたエアガンに搭載されてた「ストレートライフルバレル」です。
実は昔、ノンホップのSS−9に使って、良い結果を得た事があったんですね。
当時は「フローティング効果」によるものだと思ってましたけど。
残念ながら今では絶版商品、中古で手に入ったとしても外径12ミリなんで、流用は困難・・・。
検証もできませんね。
で、似たような効果が得られそうな物ってえと、タニオコバのツイストバレル、なんですが・・・・・・
こちらは良い評判を聞きませんねえ。
と、長くなったのでとりあえず閉めて、続きは後ほど。
2011年05月25日
A&Kドラグノフ
えー、実は先日SPFの定例ゲームにこっそり参加してまして。

ま、そっちのレポートは既にキャプテンスミソンのほうのブログにもアップされてるので(笑)
で、そんとき、りょーた君のドラグノフが調子悪い、ってな事だったんで預かって修理しましたー。

中華製A&Kのドラグノフ君。
SASラストゲームのときのフリマで購入したものです。
んー、格好いいいなあ♪
俺も買おうかなー、なんて思っているので、下調べを兼ねて修理を買って出た訳だったりします。
で、症状はってーと色々。
コッキング出来ない、セフティがかからない、ダブルフィードするなど等。
A&Kドラグノフでは割と良くある症状のようですね。

まずは、セフティの修理。
セフティレバー裏側のい板がグラグラになってて、正常に機能してませんでした。
ネジ止めなんですが、ネジが馬鹿になってます。
仕方が無いので、フレームの反対側に大穴空けて、M4のタップつっこんでネジ切り直してやります。
セレクターとの間に、小さいOリング挟んで閉めこんでやり、回転止めにしました。
どうにか機能回復!!
さて、次はコッキング出来ない件。
ピストンを後退させた位置で、ピストン後端がシアにかかりません。
アルミピストンとダイキャスト製シア、前の持ち主が流速系チューンにしているために、かなり強力なバネ。
この組み合わせだと、シアのかかる部分が磨耗しやすいので、そのせいかなと思ってたのですが。
しばらくガチャガチャと作動チェックしてると、他にも理由がありました。
構造上、ピストンが後退した状態で後端の位置を決めるのがスプリングガイドとスプリングのみ。
クリアランスがあるので、上に2ミリぐらい逃げてしまうようです。

なので、内径10ミリのアルミパイプを輪切りにしてカラーをつくってやりました。
ボルトリターンスプリングのガイドの根元にかぶせます。

後退した状態で、こんなかんじです。
試しに何度かコッキングしてみると、まだ若干シアのかかりが浅いようで時々暴発してました。
やはりシアとピストンの磨耗のほうも対策しないと駄目みたい。

写真だと判り辛いかもですが、シアの、ピストンの胴体に当たる部分を、ピストンのRに合わせて削り落としてます。
こうする事でシアがより深くピストンに食い込みます。
・・・・・・その分、トリガーは重くなっちゃいますが(笑)
ほんとは弱いバネでセッティングしたいんだけど、今回は自分のじゃないし♪
さて、最後はダブルフィードの対策~!!
これは簡単。
チャンバーの給弾口側から、4.5ミリのドリルでチャンバーの天井をちょっとだけサラってあげます。

深く掘りすぎると、ノズルが押し込む時にひっかかる様になったり、弾に傷ついたりがあるので、程ほどに。
これで完成~、試射してみます。
強いバネ&200ミリくらいのバレルという流速仕様なんで、かなりの爆音ですが、なかなか撃ち応えはあって良いですねー。
弾道は、ちょっと暴れ気味だけどまずまず。
トラブルはとりあえず解消しました。、
まだまだホップパッキン近辺とかノズル長さとか詰める所がありますが、値段から想定してたよりは意外とマトモなエアガンです。
うーん、やっぱり」欲しくなっちゃった(笑)

ま、そっちのレポートは既にキャプテンスミソンのほうのブログにもアップされてるので(笑)

で、そんとき、りょーた君のドラグノフが調子悪い、ってな事だったんで預かって修理しましたー。

中華製A&Kのドラグノフ君。
SASラストゲームのときのフリマで購入したものです。
んー、格好いいいなあ♪
俺も買おうかなー、なんて思っているので、下調べを兼ねて修理を買って出た訳だったりします。
で、症状はってーと色々。
コッキング出来ない、セフティがかからない、ダブルフィードするなど等。
A&Kドラグノフでは割と良くある症状のようですね。

まずは、セフティの修理。
セフティレバー裏側のい板がグラグラになってて、正常に機能してませんでした。
ネジ止めなんですが、ネジが馬鹿になってます。
仕方が無いので、フレームの反対側に大穴空けて、M4のタップつっこんでネジ切り直してやります。
セレクターとの間に、小さいOリング挟んで閉めこんでやり、回転止めにしました。
どうにか機能回復!!
さて、次はコッキング出来ない件。
ピストンを後退させた位置で、ピストン後端がシアにかかりません。
アルミピストンとダイキャスト製シア、前の持ち主が流速系チューンにしているために、かなり強力なバネ。
この組み合わせだと、シアのかかる部分が磨耗しやすいので、そのせいかなと思ってたのですが。
しばらくガチャガチャと作動チェックしてると、他にも理由がありました。
構造上、ピストンが後退した状態で後端の位置を決めるのがスプリングガイドとスプリングのみ。
クリアランスがあるので、上に2ミリぐらい逃げてしまうようです。

なので、内径10ミリのアルミパイプを輪切りにしてカラーをつくってやりました。
ボルトリターンスプリングのガイドの根元にかぶせます。

後退した状態で、こんなかんじです。
試しに何度かコッキングしてみると、まだ若干シアのかかりが浅いようで時々暴発してました。
やはりシアとピストンの磨耗のほうも対策しないと駄目みたい。

写真だと判り辛いかもですが、シアの、ピストンの胴体に当たる部分を、ピストンのRに合わせて削り落としてます。
こうする事でシアがより深くピストンに食い込みます。
・・・・・・その分、トリガーは重くなっちゃいますが(笑)
ほんとは弱いバネでセッティングしたいんだけど、今回は自分のじゃないし♪
さて、最後はダブルフィードの対策~!!
これは簡単。
チャンバーの給弾口側から、4.5ミリのドリルでチャンバーの天井をちょっとだけサラってあげます。

深く掘りすぎると、ノズルが押し込む時にひっかかる様になったり、弾に傷ついたりがあるので、程ほどに。
これで完成~、試射してみます。
強いバネ&200ミリくらいのバレルという流速仕様なんで、かなりの爆音ですが、なかなか撃ち応えはあって良いですねー。
弾道は、ちょっと暴れ気味だけどまずまず。
トラブルはとりあえず解消しました。、
まだまだホップパッキン近辺とかノズル長さとか詰める所がありますが、値段から想定してたよりは意外とマトモなエアガンです。
うーん、やっぱり」欲しくなっちゃった(笑)