2023年04月10日
AAP01用ガスコキボルト発売!

気づけば4月、今年初のブログ更新です。
あ、3Dプリントによるエアソフトガン用カスタムパーツの企画、設計、販売をしております【pong!kozz】のポンコツ野郎です。
AAP01のガスコキボルト、開発にすっかり時間がかかりすぎてしまいました。
その間にAAP01Cが発売になったりもしております・・・・・。
当初、超軽量ボルトのモデリングと並行して進めて、少変更で簡単に商品化する目論見だったのですが・・・・変更、追加をくり返したために3DCADの工程数が通常の3倍以上になってしまいました。
・・・・・気を取り直して、製品の紹介をさせて頂きます。


一般的な「ガスコキ」は、一発ごとに手で操作する「ガス式・手動コッキング」なのですが、当パーツは内蔵ピストンがハンマーコックのみ行う形になっています。
(弾の装填には手動操作が必要なのでトリガーのみでのセミオート連射は出来ません)
AAP01の基本メカニズムがマルイグロック18のコピーみたいな物(トリガー、ハンマー関連のパーツは大部分が流用可能な程)なのですが、同シリーズはハンマー周りの構造が独特な為に、この形式にしないと一発でガス全放出を防ぐ事が難しいのです。
内蔵ピストンをガス圧作動させる関係でシリンダーは無加工シリンダーバルブも活かしたまま流用します。
他、純正をそのまま流用する部品は画像参照して下さい。

このため、発射時の作動音が残り、消音性能としては若干劣ります。
エアコキハンドガンみたいな音、と言えばイメージしやすいかもしれません。



今回難航した原因の一つが、セレクターによるガスコキ・ガスブロの切替を実装するのに苦労した事。
セレクターがつっかえ棒になる事で内蔵ピストンをボルトにロックすると、ボルトごと後退してブローバックモードでセミオートで撃てます。
■■■■■フルオート射撃は出来ない仕様ですのでご注意下さい。■■■■■
もう一つの難点が、ガスコキ作動時に若干ボルトがほんの少し動いてしまうのを防止する仕組みを追加した事。

画像の赤い部品になります。
内蔵ピストンが後退した時のみせり上がってスプリングガイド根本をロックする、と言う動きをします。
部品点数が増えた事と、組付けの若干コツがいる事から、セレクター部分は組み付けた状態での販売とさせて頂きます。
(分解は可能なので、分解方法は後日動画をアップ予定)
シリンダーの組付けも若干注意が必要です。

リターンスプリング側のレールを合わせながら、前側から、少しボルトを広げながら挿入。

反対側はこんな感じで、まだはめ込まず・・・・

定位置まで下げたら、ボルトを広げながらはめこみます。
シリンダースプリングを挟んで変形させてしまう事があるので注意して下さい。
組み立て後、シリンダーノズルがスムーズに動くのを確認して下さい。

セレクターをガスコポジションにすると、ここまで後退。
部品点数も多くなり、造形代も嵩む結果となり、超軽量ボルトと比べて高額になってしまいましたが、販売開始致しますので宜しくお願い致します。
https://auctions.yahoo.co.jp/seller/trappman_k
ヤフオク trappman_kの出品一覧
https://www.mercari.com/jp/u/344026539/
フリマアプリ「メルカリ」で販売してます
マルイグロック、ハイキャパ、HK45用等のの軽量ピストン他、主にガスブロハンドガンの内部パーツを作ってます。
https://trapp.militaryblog.jp/
試しに作ってみたYouTubeチャンネル♪
https://youtube.com/user/kouta1227b
Posted by こーた at 11:28│Comments(6)
この記事へのコメント
先日はこちらの製品を購入させていただき、早速組み込んでみました!
ガスコキは使いたいけど技術力と経済力的に一生縁がないのだろうなぁと諦めておりましたが、一つ夢(?)が叶いました。
射撃音(手元の音)に関しては気持ち静かになったかな?と、説明にもある通りでありガスコキを楽しむ上でここは問題ないかなと思います。
やはり燃費がかなり向上しており、冷えによる初速低下が元々少ない銃でしたが更に少なくなりました。
セミも軽量樹脂のためとてもキレが良くフルが無くても問題無いのではと思います、インドアでは脅威であると思います。
クレームや不具合報告ではないのですが、
外気温(室温)25℃、0.20gマルイBB弾を純正マガジン使用の箱出しで初速80の個体でしたが
組み付け後同条件で初速73と下降したのですが、こちらは仕様なのでしょうか?
もしくは組み付けが悪いための初速低下なのでしょうか?
ありがちな初速が上がり過ぎる現象より全然良いのですが、少し気になったので差し支えがなければお教え戴ければ、と思います。
ガスコキは使いたいけど技術力と経済力的に一生縁がないのだろうなぁと諦めておりましたが、一つ夢(?)が叶いました。
射撃音(手元の音)に関しては気持ち静かになったかな?と、説明にもある通りでありガスコキを楽しむ上でここは問題ないかなと思います。
やはり燃費がかなり向上しており、冷えによる初速低下が元々少ない銃でしたが更に少なくなりました。
セミも軽量樹脂のためとてもキレが良くフルが無くても問題無いのではと思います、インドアでは脅威であると思います。
クレームや不具合報告ではないのですが、
外気温(室温)25℃、0.20gマルイBB弾を純正マガジン使用の箱出しで初速80の個体でしたが
組み付け後同条件で初速73と下降したのですが、こちらは仕様なのでしょうか?
もしくは組み付けが悪いための初速低下なのでしょうか?
ありがちな初速が上がり過ぎる現象より全然良いのですが、少し気になったので差し支えがなければお教え戴ければ、と思います。
Posted by からのみ at 2024年01月18日 18:15
はじめまして、ブログ、興味深く拝見させていただいてます。
こちらの商品は再生産とかされるのでしょうか。
こちらの商品は再生産とかされるのでしょうか。
Posted by みのじろう at 2024年05月24日 23:50
aap01のガスコキ…再生産…
お待ちしております…!!
あれこそが消音…燃費…浪漫の行き着く
ところ…!
お待ちしております…!!
あれこそが消音…燃費…浪漫の行き着く
ところ…!
Posted by ノビィ at 2024年08月03日 03:59
暫くブログ更新が滞っていた為、メッセージに気が付かず申し訳ございません。
ガスコキ時の初速低下については、申し訳ございませんが仕様と考えて頂きたく思います。
ガスコキ時の初速低下については、申し訳ございませんが仕様と考えて頂きたく思います。
Posted by こーた
at 2024年09月16日 23:09

コメントへの返信が遅れてしまい、申し訳ございません。
AAPの軽量ボルト、及びガスコキボルトに関しては、製造依頼先のDMMプリントサービスの値上げと、エアガン関連の受注ルールが変わった為に当方の発注先が海外サービスに変わった関係で再生産の目処が立っていません。
現在、他の商品の供給体制を整えている段階で、AAPのボルトは当方としては大型商品になる事と、海外サービスでの製造ルールに合わせて多少の手直しも必要である為、手がつけられていない状況です。
AAPの軽量ボルト、及びガスコキボルトに関しては、製造依頼先のDMMプリントサービスの値上げと、エアガン関連の受注ルールが変わった為に当方の発注先が海外サービスに変わった関係で再生産の目処が立っていません。
現在、他の商品の供給体制を整えている段階で、AAPのボルトは当方としては大型商品になる事と、海外サービスでの製造ルールに合わせて多少の手直しも必要である為、手がつけられていない状況です。
Posted by こーた
at 2024年09月16日 23:19

返信ありがとうございます!
初速低下についてお答えいただきありがとうございます。
今では75前後で安定しており、ギリーのお供の暗殺銃として活躍しております!
現在でも改良の試行錯誤中でして、中心に据えてみるとまだまだ可能性に溢れた面白いパーツだなと思います。
難しい話ではあるのですが、上記のように世間的な逆風も強いので無理をなさらぬよう、それでいてまたロマンのあるパーツを楽しみにしております!
初速低下についてお答えいただきありがとうございます。
今では75前後で安定しており、ギリーのお供の暗殺銃として活躍しております!
現在でも改良の試行錯誤中でして、中心に据えてみるとまだまだ可能性に溢れた面白いパーツだなと思います。
難しい話ではあるのですが、上記のように世間的な逆風も強いので無理をなさらぬよう、それでいてまたロマンのあるパーツを楽しみにしております!
Posted by からのみ at 2024年12月01日 22:33