2014年07月14日
MGC645 続き。
MGC M645の2回目です(笑)

えー前回はインパクト周りをいじりまして、実はその後、フレーム側もバラして、シア周りの調整とか、ハンマースプリングハウジングの修正とか磨きとかもしたのですが、説明が面倒な割にトリガーがちょっとスムーズになったかな?程度の効果しかなかったので記事としては割愛します。
で、今回の記事はバルブ周りです。
MGC製ガスハンドガンは、現在のブローバックガスガンと同様に、ガスタンクと放出バルブをマガジンに内蔵しています。
と言うか、この方式はMGCが最初に開発した物でして、当時はパテントを占有していたので他メーカーは基本的に真似出来ないレイアウトだったのです。

えー前回はインパクト周りをいじりまして、実はその後、フレーム側もバラして、シア周りの調整とか、ハンマースプリングハウジングの修正とか磨きとかもしたのですが、説明が面倒な割にトリガーがちょっとスムーズになったかな?程度の効果しかなかったので記事としては割愛します。
で、今回の記事はバルブ周りです。
MGC製ガスハンドガンは、現在のブローバックガスガンと同様に、ガスタンクと放出バルブをマガジンに内蔵しています。
と言うか、この方式はMGCが最初に開発した物でして、当時はパテントを占有していたので他メーカーは基本的に真似出来ないレイアウトだったのです。
645のマガジンは、ステンレスプレスのケースにアルミキャスト製ベースとアルミパイプ・削り出しのガスタンクを持つ、豪華な仕様です。
現在のベースとタンクがダイキャスト一体整形になっている物に比べると、見た目がリアルである反面、ガス容量は少なく、冷えにも弱いと言うデメリットもあります。
現在のガスブロのマガジンは、ガス消費も多く冷えによる作動不良対策の意味もあってダイキャスト一体でガス容量の大きい物となっている訳ですが、それ以外にも技術的な理由もあったのかもしれません。
パイプ状のガスタンクをねじ込みで連結する方法は気密性を確保しやすいのです。
当時、ダイキャスト整マガジンを採用していたWA製品は、ガス漏れが多発していました。
設計、製造の技術向上とノウハウの蓄積により、今日のエアガンが成り立っている、と言う事ではないでしょうか。
分解には、まずマガジンボトムプレートを外します。

マガジン上部のピンを抜くと、内部の部品が下に引き抜けます。
マガジンフロアーとスプリングを飛ばさない様に注意です♪
で、肝心の放出バルブを見てみると、現在のマルイやKSCと似たユニット式になっています。

・・・・・ていうか、このユニットバルブ自体が当時MGCで設計をされていたタニコバ氏による物なのです。
KSCは元々MGCの製造部門が出発点である為、マルイは初期モデルにタニコバ氏が設計に関わっていた為に現在でも使い続けている物と思われます。
ガス漏れを起こしにくく、完成度の高いシステムとも言えます。
バルブの設置位置は現在主流になっている物と違い、垂直に動く方向です。
初速を上げるには、ガス放出量を上げてやれば良いわけで、バルブユニットの放出側の開口を広くしてやる方法が現在も一般的です。
当時は垂直方向に動く事を利用して、バルブを重くして解放時間を長くするパーツも存在しましたが、今さらそんな部品は手に入りませんから今回は開口を大きくするだけにします。

たまたまジャンクパーツで持ってた何かのバルブのケースのみが有ったので流用しました。
2ピース構造で、放出口の方向を調整するタイプですねー。
純正を加工しても良かったのですが、面倒だったので。
バルブ交換だけでも初速はアップしますが更なる効果を狙ってマガジン側の加工もしてみます。
MGCハンドガンは、発射毎にトリガーに連動したバレルが後退して、チャンバーがマガジンリップ内のBB弾をくわえ込む方式です。
マガジンリップ奥に、ガス放出口があり、プラスチック製の別部品になっていて横からピン2本で止めてあります。

ピンを抜き、部品を取り外し、裏側のガスルートを拡大します。
やりすぎて穴を開けてしまわない様に注意です。

組み立てて初速チェック。
73まで上がりました。

またしても微増。
チューンアップは細かい積み重ねの連続であります♪
他にも、今回はやりませんでしたがバルブベースのタンク側、バルブが下降するあたりの周辺を削る方法もあります。
645の場合、特にタンクのパイプが細く、それにあわせて寸法が取られているので、バルブのお皿部分とベース内タンク部分の外壁のクリアランスが小さく、開放時のガスの流れを制限してしまっています。
ここを削ると放出量は更に少し増えますが、効果はそれほど大きく無いですし、外壁が薄くなるので耐久性も心配です。
既に製造後20年以上経っているので、ダイキャストの劣化も無いとは言えないので見送った次第です。
次は、バレルに行きたいと思いますが、長くなったので次回に続きます・・・・
ついでに自作ホップを登載してみましたよ~♪
ご期待下さい(笑)
現在のベースとタンクがダイキャスト一体整形になっている物に比べると、見た目がリアルである反面、ガス容量は少なく、冷えにも弱いと言うデメリットもあります。
現在のガスブロのマガジンは、ガス消費も多く冷えによる作動不良対策の意味もあってダイキャスト一体でガス容量の大きい物となっている訳ですが、それ以外にも技術的な理由もあったのかもしれません。
パイプ状のガスタンクをねじ込みで連結する方法は気密性を確保しやすいのです。
当時、ダイキャスト整マガジンを採用していたWA製品は、ガス漏れが多発していました。
設計、製造の技術向上とノウハウの蓄積により、今日のエアガンが成り立っている、と言う事ではないでしょうか。
分解には、まずマガジンボトムプレートを外します。

マガジン上部のピンを抜くと、内部の部品が下に引き抜けます。
マガジンフロアーとスプリングを飛ばさない様に注意です♪
で、肝心の放出バルブを見てみると、現在のマルイやKSCと似たユニット式になっています。

・・・・・ていうか、このユニットバルブ自体が当時MGCで設計をされていたタニコバ氏による物なのです。
KSCは元々MGCの製造部門が出発点である為、マルイは初期モデルにタニコバ氏が設計に関わっていた為に現在でも使い続けている物と思われます。
ガス漏れを起こしにくく、完成度の高いシステムとも言えます。
バルブの設置位置は現在主流になっている物と違い、垂直に動く方向です。
初速を上げるには、ガス放出量を上げてやれば良いわけで、バルブユニットの放出側の開口を広くしてやる方法が現在も一般的です。
当時は垂直方向に動く事を利用して、バルブを重くして解放時間を長くするパーツも存在しましたが、今さらそんな部品は手に入りませんから今回は開口を大きくするだけにします。

たまたまジャンクパーツで持ってた何かのバルブのケースのみが有ったので流用しました。
2ピース構造で、放出口の方向を調整するタイプですねー。
純正を加工しても良かったのですが、面倒だったので。
バルブ交換だけでも初速はアップしますが更なる効果を狙ってマガジン側の加工もしてみます。
MGCハンドガンは、発射毎にトリガーに連動したバレルが後退して、チャンバーがマガジンリップ内のBB弾をくわえ込む方式です。
マガジンリップ奥に、ガス放出口があり、プラスチック製の別部品になっていて横からピン2本で止めてあります。

ピンを抜き、部品を取り外し、裏側のガスルートを拡大します。
やりすぎて穴を開けてしまわない様に注意です。

組み立てて初速チェック。
73まで上がりました。

またしても微増。
チューンアップは細かい積み重ねの連続であります♪
他にも、今回はやりませんでしたがバルブベースのタンク側、バルブが下降するあたりの周辺を削る方法もあります。
645の場合、特にタンクのパイプが細く、それにあわせて寸法が取られているので、バルブのお皿部分とベース内タンク部分の外壁のクリアランスが小さく、開放時のガスの流れを制限してしまっています。
ここを削ると放出量は更に少し増えますが、効果はそれほど大きく無いですし、外壁が薄くなるので耐久性も心配です。
既に製造後20年以上経っているので、ダイキャストの劣化も無いとは言えないので見送った次第です。
次は、バレルに行きたいと思いますが、長くなったので次回に続きます・・・・
ついでに自作ホップを登載してみましたよ~♪
ご期待下さい(笑)