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Posted by ミリタリーブログ at

2023年06月07日

ありがとうFA-MAS

東京マルイの元祖電動ガン、FA-MASがカタログ落ちした、らしい。
いつのまにかひっそりと消えていた様だけど、ツイッターで話題になって知った次第。

考えてみれば発売以来30年経っているし、ホップが追加されたりのアップデートはあったものの、モーターは初期から唯一560を使い続けているし、外装も今のレベルで見ると気の毒と言える物で、終了自体はやむなし、と言うかむしろ今まで残っていた事が奇跡とも言える。

とは言え、発売当時予約してまで購入、以後の電動ガンと共に戦った自分のサバゲ人生(笑)を振り返ると、やはり感慨深い物がある訳です。

FA-MAS発売前後、自分のように熱烈に待望してたサバゲーマーは少なからず居ましたが、まだまだパワー重視、今で言う「暗黒極悪パワー時代」(この認識にも異論はありますが)であった当時、マルイの評価は「安物エアガンメーカー」であり、発表時の予想は「電動のチャチなやつ」「安っぽくてすぐ壊れる」「使い物になる筈が無い」が大勢で
既存製品の「でも命中精度が異様に良いんだよ」と言う点から期待を寄せる意見は少数派でした。

発売されてみると、意外と内部メカは金属多用で思ったよりしっかり作られ、パワーも「既製のエアガン並」にはあるし、良く当るのもあって「初心者にはアリだろ」的な扱いにはなりました。

当時のハイエンド製品だったアサヒ製ガスガンやフルチューンしたスーパー9のユーザー等の「ガチ勢」からは当然相手にもされず。

ただ、当時は既に行き過ぎたパワー競争を問題視して比較的低威力で遊ぼう、と言うグループもそれなりに存在し、トイテックやマルゼン等、比較的低威力で性能の良い製品も受け入れられている、と言う、それなりにプラス要因も有りました。
「強化スプリング」等のカスタムパーツは割とすぐに発売されましたが、これはそれ以前に存在した「KG9」等のエアガン用と寸法がほぼ一緒だったから。
極初期はそれらの在庫品の転用でした。

それでも、電動ガンがガスガンを駆逐してしまう程とは想像もつかず、「電動ガンの天下」を築くのは後のM16、MP5シリーズの登場以降となります。

マルイFA-MASの人生は、記念すべき電動ガンの元祖にして始祖、の割には意外と華々しくはなかったんだよなぁ。
ユニットも単発で兄弟や後継機種がなかったし。

ともあれ、マルイFA-MAS君、お疲れ様。

出来れば次世代とかに生まれ変わって・・・・って、実銃の方の不人気っぷりから考えたら無いだろうなぁ。